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いちばん星2014

題詠blog2014を完走したみなさまの歌から、いちばん星をあつめました。

細かい作業でしたので間違いがあるかもしれません。
ありましたら訂正いたしますのでご指摘ください。

詞書を含む歌もあります。
二行以上にわたる歌は / で区切って一行にしてあります。


☆002:飲(三沢左右さん)飲み干せば身ぬちの針を巻き込みて喉を転がるジンジャーエール

☆003:育(美穂さん)心配の種をひと粒たずさえてスポック博士の育児書の中

☆003:育(中西なおみさん)わたくしの少女ほほえむイルカからクジラに育つ雲をみつけて

☆003:育(mikiさん)逞しく育ちゆく孫 眩しくも / 我れ髪白く また白くなり

☆004:瓶(キョースケさん)空き瓶がころがる浜辺ぼくたちは海を眺める生き物だから

☆004:瓶(髯仙人さん)ときとして 頭の隅の 青春の 瓶詰めのジャム パンに塗ってる

☆005:返事(椋さん)おはようの返事に添える一枚は 見つけたばかりの春福寿草

☆006:員(有櫛由之さん)さみどりに澪ひく波を寂しみぬ 古甲板員みたび娶りき

☆006:員(小倉るいさん)物理部のたった一人の女子部員アンモナイトを借りて返さず

☆007:快(中村成志さん)雪の日は土曜日が良く寝床から快速線の過ぎる音聞く

☆007:快(御糸さちさん)名にし負わば通勤快速こころよく江東区へと私を運べ

☆009:いずれ(ほしさん)鎌倉をいづれともなくさまよひてふたりははなしをしたかつただけ

☆010:倒(天野うずめさん)ああ俺はいろんなものを捨ててきた きれいにジェンガは倒れてくれる

☆010:倒(たえなかすずさん)立ってするキスから倒れこむまでのほんの十秒樹々の音する

☆011:錆(こはぎさん)錆びてゆくこころもあると知っていてあなたは甘い雨を降らせる

☆011:錆(とおとさん)神錆ぶるつはものどものとてちてた喇叭鳴るなるたそがれの国

☆015:艶(三船真智子さん)前髪をはらう指先艶めいて五千万回盗み見ました

☆016:捜(槐さん)春深み燃え立つほどの紅を捜し当てむとこころ騒げり

☆017:サービス(只野ハルさん)ほっとする熱いお絞りサービスにオジサン達はああと声上ぐ

☆017:サービス(はぜ子さん)海よりも高原よりも思い出はサービスエリアのコーヒーの湯気

☆018:援(影山光月さん)「人生の応援歌です」ラッパーがラジオで語る雨の日の午後

☆020:央(白亜さん)早朝の中央線に乗るきみを思うと広がる夏空がある

☆020:央(閏さん)灼熱の黒い煙は温度計 中央アジアの燃えないトカゲ

☆021:折(鈴木麦太朗)折々にちいさなハエがあらわれてバナナの皮を舐めたいと言う

☆021:折(エクセレント安田さん)曇り空?? 御出掛け前に 折り疊み ポーチ??に入れて 準備萬端

☆022:関東(柳原恵津子さん)東京でも日本でもなくこの街を関東と呼ぶときのあかるさ

☆024:維(牧童さん)ほころびたジーンズまでも蘇る / 繊維模様の雨に抱かれて

☆027:炎(西中眞二郎さん)縄文の人らいかなる貌(かお)をして炎と燃える土器作りしか

☆028:塗(@貴さん)遺品整理のみのひとひよ輪郭のしかと描かれし塗り絵をもらふ

☆029:スープ(平野十南さん)かっこいいとおしゃれの役に立たなさを学びきれずにスープに茸

☆031:栗(佐野北斗さん)焼き栗がはじける冬の雑踏に純粋な雪を待つパリの街

☆032:叩(とみいえひろこさん)叩かれて煽られて空は脱いでいる二月の青がいちばん揺れる

☆035:因(青山みのりさん)おそらくは偏食多き前世の因果なりけり笹食うパンダ

☆036:ふわり(紫苑さん)ふふみゐる夏のこだまを放たむと蓮のうてなのふはりとひらく

☆036:ふわり(わんこ山田さん)切りすぎて泣き出しそうな前髪に君がふわりと名付けてくれた

☆039:鮭(希屋の浦さん)朝食に鮭フレークを食べている今日のわたしに予定はないの

☆040:跡(泳二さん)この星を奇跡の星と言うけれど火星にはある火星の奇跡

☆041:一生(廣珍堂さん)指先に初めて触るる固さあり一生終へし母のくちびる

☆043:ヤフー(星桔梗さん)検索でヤフーを使用しなくともやっていけるかグーグルに問う

☆047:持(ひじり純子さん)弁当は持ちましたかと訊かぬ日に限って忘れる 私が食べる

☆047:持(やまさわ藍衣さん)うまいから持っていきなとチャーシューのしっぽをぜんぶ集めてくれた

☆048:センター(永乃ゆちさん)ストレスを抱えた会社員がいてセンターマイクを持って逃走

☆053:藍(お気楽堂さん)楽歌みゆき31 「時代」 / ずっしりと重い甘藍選りながらかつて貧しき日々ありしこと

☆053:藍(蓮野 唯さん)藍色を静かに白が押していく午前六時の窓辺の机

☆053:藍(RINさん)デニム地の硬さにも似て十代が駆ける部活の風は藍なり

☆055:芸術(遥さん)「芸術が不得手な人も大丈夫」言われ始めた絵手紙文通

☆055:芸術(あかねさん)つかんだとおもったときに離れてる芸術的なフレーズがある

☆057:県(山本左足さん)鳥取の県庁所在地がどこか知らないけれどお前が好きだ

☆059:畑(木下BUCK-TICK侑介さん)もちもちのももちものちにかちかちの畑みたいになるのかな(無い)

☆059:畑(柏井なつさん)平等に畑に水を撒いている神様だってそうして欲しい

☆062:ショー(谷口みなまさん)水槽とみまごうガラスのショールームアルファ・ロメオの赤色潤む

☆062:ショー(新藤ゆゆさん)ぺこちゃんはブッシュ・ド・ノエルに腰掛けてショーウインドーの外を夢見る

☆063:院(はぼきさん)退院の荷物まとめて着替えたらなんだかとても場ちがいな人

☆063:院(コバライチ*キコさん)病院のにほひは案外嫌いじやない非日常に身を沈めたり

☆067:手帳(はこべさん)気に入りの去年の手帳探せども今年は買えず調子がでない

☆067:手帳(湯山昌樹さん)辛いこと悲しいことも書いておく システム手帳は抜き差し自由

☆068:沼(梅田啓子さん)手賀沼に印旛沼より嫁ぎ来てわたしの人生つねにどろどろ

☆069:排(深影コトハさん)いつもよりホットミルクを甘くして雨のワルツを聴く排卵日

☆071:側(海さん)スクランブル交差点にて側転で対角線上へと突き進む

☆071:側(大島幸子さん)縁側に湯呑みはふたつ 大木のキウイに登る猫を見ている

☆072:銘(横雲さん)形見とて誰着ると無く置かれつる祖母の遺せし絣銘仙

☆072:銘(西村湯呑さん)座右の銘1.5とかつぶやいてあなたのいない右側に泣く

☆073:谷(じゃみいさん)夏の日に胸の谷間に視線行くそれだけだけどそれだけだけど

☆074:焼(葵の助さん)穏やかに笑んできれいに焼き魚食べる人から薫る潮風

☆074:焼(周凍さん)空蝉と知りて見る夢なほかなし身を焼きつくす火にこがれつつ

☆074:焼(矢野理々座さん)焼香のお盆にもしもふりかけを置いたらやはりバレるだろうか

☆076:ほのか(じゃこさん)もう一度海が見たいと言う海老がほのかにあかく染まりはじめる

☆078:棚(円さん)反射する海の明るさ受けとめてかはたれ時の棚田をくだる

☆081:網(RussianBlueさん)麦わら帽の子供が放つ投網には宝石みたいな稚鮎が光る

☆083:射(諏訪淑美さん)静脈を探しあぐねる看護師の持つ注射針が凶器に見える

☆084:皇(睡蓮。さん)歴代の天皇の名を暗唱し最後に「ヘイ!」とキメる三歳

☆088:七(砂乃さん)七階のビルから見下ろす人々は細胞のようにどわどわ動く

☆088:七(土乃児さん)教会で七五三の礼拝に聖母子像の飴を授かる

☆090:布(原田 町さん)端布をいろいろ集めキルテイング作らんとして数年を経つ

☆090:布(佐藤紀子さん)久々に来る子を待ちて下ろしたる布巾なかなか水を吸はない

☆090:布(光井第一さん)ろくでもない大人になったけどずっと財布の中にあるクローバー

☆090:布(由子さん)服作りジャンキー由子は毛糸、布眺めるだけで恍惚となる

☆093:印(秋月あまねさん)表札に奇妙な印を見つけたら盗賊たちが来るかもしれぬ

☆093:印(ゆきさん)窓ガラス叩く雨脚強まれば街はいよいよ印象派めく

☆097:陽(五十嵐きよみさん)一度だけ陽気な人と評されたネットで会話をはずますうちに

☆098:吉(文乃さん)私にも一つください吉備団子百人力の母になりたい

☆099:観(映子さん)観客の一人になりて見つめればわが激情も面白くあり
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# by yuaruhi | 2015-11-14 23:36 | いちばん星 | Comments(0)

山本左足さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

山本左足さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


014:壇
不必要なまでにエロい壇蜜を消して眺める冬の星空

019:妹
絶望は小野妹子が男だと知ったその日に始まっていた

027:炎
「炎!」って人文字してた芸人の名前を思い出せなくて…冬

☆057:県
鳥取の県庁所在地がどこか知らないけれどお前が好きだ

063:院
伊集院光の声を聞くことで今日が月曜なんだと分かる

084:皇
皇太子だったとしても皇太子という立場に絶望しそう

091:覧
回らない大観覧車のてっぺんでずっと世界を見下ろしていた
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# by yuaruhi | 2015-11-14 23:28 | お気に入り | Comments(0)

御糸さちさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

御糸さちさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆007:快
名にし負わば通勤快速こころよく江東区へと私を運べ

021:折
午後の雨予報を知らず手折られたオニユリの茎がまっすぐに立つ

059:畑
国境の長いトンネルを抜けると畑正憲の王国がある

063:院
高卒と院卒が同じ場所にいて同じ時給で働いている

076:ほのか
麦のほのかすかに揺れてなんにでもなれる未来の見えそうなこと

081:網
両国にあるのに何で横綱じゃなくて横網なのであろうか

093:印
駅前のコインロッカー 右下に印がしてある扉はこわい
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# by yuaruhi | 2015-11-14 22:09 | お気に入り | Comments(0)

土乃児さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

土乃児さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


003:育
紐育に生れし君が遍路せる奇しき縁ぞ一夜語らむ

053:藍
阿波の地は空も海もあおければその色溶けて藍染となる

057:県
東京で就職してより使い出す県民手帳六冊になり

063:院
北の地の修道院の柵越しに過ぎる尼僧の背中美し

069:排
缶コーラ一杯分の排気量ダイハツミゼットいまだ現役

☆088:七
教会で七五三の礼拝に聖母子像の飴を授かる

097:陽
冬の陽ははや山稜に沈み初め歩き遍路の宿まだ遠し
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# by yuaruhi | 2015-11-14 21:32 | お気に入り | Comments(0)

青山みのりさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

青山みのりさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:咲
咲くことの意味を考えはじめたね 今年のきみはとてもきれいだ

024:維
ポケットに差し入れられたぬくもりを維持するためにひとみを閉じる

030:噴
噴火するまえってこんなかんじかも麻婆豆腐が辛くない夜

☆035:因
おそらくは偏食多き前世の因果なりけり笹食うパンダ

067:手帳
あのひとと会うと記した手帳から文字のこぼれる音が聞こえる

071:側
窓側の席にすわれば少しだけ泣いても月はゆるしてくれる

085:遥
遥か彼方よりも目先のしあわせのためにレンジに入れる肉まん
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# by yuaruhi | 2015-11-14 20:21 | お気に入り | Comments(0)

新藤ゆゆさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

新藤ゆゆさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


010:倒
空き箱はドミノのように倒されてミルクキャラメル越しにキスする

015:艶
肉体の足りない場所にはめ込まれマーブルチョコは艶つやゆれる

032:叩
スコーンの焼けるにおいで目が覚める やさしさに叩きのめされながら

050:頻
頻繁にマイナーチェンジを繰り返しかわらずに在るかっぱえびせん

☆062:ショー
ぺこちゃんはブッシュ・ド・ノエルに腰掛けてショーウインドーの外を夢見る

074:焼
朝の月おかえりなさい焼きプリンお帰りなさい布団おやすみ

097:陽
太陽の裏にはバームクーヘンが耳の裏には真実がある
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# by yuaruhi | 2015-11-14 20:00 | お気に入り | Comments(0)

柳原恵津子さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

柳原恵津子さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆022:関東
東京でも日本でもなくこの街を関東と呼ぶときのあかるさ

028:塗
実に妙な毎日だった塗り絵などいくらでも買ってやった暮らしは

066:浸
まきびしが転がる日々のつかの間をうさぎリンゴのための塩水

074:焼
外泊をはじめてしたるおさなごの焼きマシュマロの話など聞く

076:ほのか
ぞんざいに子のいれてくれし珈琲のなみなみとほのかに温かし

094:雇
しぶいしぶい顔をあなたはするだろう雇用とか職とかの話に

097:陽
小春日の陽があたたかいこの午後にわたしの影をひとつ隠すから
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# by yuaruhi | 2015-11-14 17:57 | お気に入り | Comments(0)

泳二さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

泳二さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


018:援
黄昏の応援団は帰り道小声できみを応援します

037:宴
披露宴会場にあるロウソクの芯をすべて湿気させてやる

☆040:跡
この星を奇跡の星と言うけれど火星にはある火星の奇跡

071:側
縁側でお茶を飲みつつ木星の模様について語り明かそう

074:焼
スーパーの特売棚に並んでる柿は夕焼け色だと思う

082:チェック
新しいチェックのシャツを買いに行く古いチェックのシャツを羽織って

099:観
夏休み宿題界を揺るがした観察日記虚構問題
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# by yuaruhi | 2015-11-13 21:08 | お気に入り | Comments(0)

平野十南さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

平野十南さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:咲
パチスロにハイビスカスの花が咲く風ですとてもつよく吹いてる

006:員
話さなくたって顔馴染みになってしまう店員が人間に見えてくる

☆029:スープ
かっこいいとおしゃれの役に立たなさを学びきれずにスープに茸

030:噴
洗練に洗練を重ねその果てに森はビルになる東京タワー大噴火

049:岬
かわいいの遺言状を読んでいるここは岬のさきっちょの家

061:倉
好きになってセックスして頭を撫で合って小倉餡食べてたら産まれた

096:翻
翻訳の小説が読めないひとがテトラポッドとして街にいる
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# by yuaruhi | 2015-11-13 20:50 | お気に入り | Comments(0)

とおとさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

とおとさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:咲
咲き匂ふ花のすがたの惜しみなく愛だの死だの知つたことかよ

☆011:錆
神錆ぶるつはものどものとてちてた喇叭鳴るなるたそがれの国

047:持
往き会ひし若き僧侶の抱きゐしは熱持つごとき乱菊の束

055:芸術
芸術の神は気まぐれめくるめくアール・ブリュットわが頬を撲つ

068:沼
沼の面にうつろふかげに遊ばれてひととき暗む君がよこがほ

069:排
生きて在ることの奇跡を思ひやれば排泄もまた尊き営為

089:煽
はかなげなフリルは風に煽られて冬蝶の身を離れむばかり
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# by yuaruhi | 2015-11-13 20:33 | お気に入り | Comments(0)

大島幸子さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

大島幸子さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


032:叩
寝室のドアは叩かれわたくしは素知らぬふりで眠り続ける

036:ふわり
純潔の名を付けられて暗闇でふわりと香る真夏のリリー

056:余
余罪などありませんから蝶々の髪留め光る少女人形

☆071:側
縁側に湯呑みはふたつ 大木のキウイに登る猫を見ている

075:盆
西からの風は東に吹き抜けて底冷えがする盆地の夜だ

076:ほのか
春先の小道に落ちる藁と泥 ほのかに香る堆肥の臭い

081:網
茜さすプールサイドで目を閉じる君の背中に金網の影
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# by yuaruhi | 2015-11-11 21:28 | お気に入り | Comments(0)

はぜ子さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

はぜ子さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆017:サービス
海よりも高原よりも思い出はサービスエリアのコーヒーの湯気

020:央
中央線快速七時五十分、ひとのくらしがひしめいている

031:栗
団栗やぬけがらはいま抽斗でころころひかる宝石になる

050:頻
てのひらの熱の理由は分からずに夏の終わりの頻出問題

057:県
顔のないひともひっそり息をする県営団地に枯れた朝顔

081:網
胸中の爆発物を網棚に置き去りにして逃げろ金曜

100:最後
こんなにも月はあかるく澄んでいて最後の冬の足音がする
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# by yuaruhi | 2015-11-11 21:05 | お気に入り | Comments(0)

小倉るいさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

小倉るいさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


004:瓶
理科室の牛乳瓶の牛の字の下が100ミリリットルの線

☆006:員
物理部のたった一人の女子部員アンモナイトを借りて返さず

023:保
一度だけ保健室で寝たときの妙な匂いが甦る夜

036:ふわり
明太子スパゲッティを食べながら牛乳を飲むふわり幸せ

082:チェック
今夜だけ猫になりますチェックインしないで入るホテルの中で 

092:勝手
あたり前に勝手口から出入りするネコを嫌いになって三日月

094:雇
大根の葉を刻む音響かせる雇用期間の残り迫りて
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# by yuaruhi | 2015-11-11 20:42 | お気に入り | Comments(0)

砂乃さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

砂乃さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


019:妹
妹とけんかをしなくなっており激流は岩の角を取りたり

039:鮭
最後まで一緒がいいね銀色のホイルにくるまるしめじと鮭は

048:センター
どいてどいてセンターラインをはみ出して師走の街をパトカーが行く

075:盆
お盆ぐらい帰っておいでと母の言う声がちかちか留守番電話

084:皇
クリスマスイブクリスマスの前にある天皇誕生日ちょっとうれしい

☆088:七
七階のビルから見下ろす人々は細胞のようにどわどわ動く

098:吉
吉凶に一喜一憂しながらも神社に行けばおみくじを引く
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# by yuaruhi | 2015-11-08 23:19 | お気に入り | Comments(0)

ほしさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

ほしさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


002:飲
飲み会のおいしいよといふ回し飲み気づかひながらすこし飲みたり

☆009:いずれ
鎌倉をいづれともなくさまよひてふたりははなしをしたかつただけ

017:サービス
おめでたうと言ふタイミングをはかりたりキャンドルサービス近づいてくる

030:噴
噴霧器から小さな虹があらはれて祖母との夏がよみがへりたり

057:県
隣県に勤めるわれの給与から県民税は引かれてをらず

065:砲
特技欄に砲丸投げと書かれたる新人さんと営業所回り

074:焼
もんじや焼の土手を築いてゐるところさよならの話はまた後にせよ
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# by yuaruhi | 2015-11-08 18:52 | お気に入り | Comments(0)

たえなかすずさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

たえなかすずさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


006:員
他者、他者とウォークマンからこぼれ出る傷いとしくて満員電車

☆010:倒
立ってするキスから倒れこむまでのほんの十秒樹々の音する

012:延
雨音は過去のなみおと 今朝もかのサーフ・ガールは延命をせり

027:炎
むかしむかしルージュも引かず駅にゆく恋をしました、炎のような

036:ふわり
その奥に気球は浮かぶ春の視野・視力・遠くの感情ふわり

042:尊
十月のシャツの下には薔薇柄のきれいな自尊心が透けている

087:故意
故意に泣くひとも私のほかにいる新宿、午前零時、終点。
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# by yuaruhi | 2015-11-08 16:58 | お気に入り | Comments(0)

睡蓮。さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

睡蓮。さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


027:炎
こんな夜は炎のように踊りたいクリエイティブなテレビの刺激

048:センター
敵国がセンターラインをやすやすと越え攻めてくる泣きそうになる

051:たいせつ
たいせつに残しておいた梅酒開け健康志向のアルコール漬け

067:手帳
スケジュール スマホで管理できるのに豊富な手帳売り場に安心

073:谷
美しい季節待つため世界中ムーミン谷のように冬眠

☆084:皇
歴代の天皇の名を暗唱し最後に「ヘイ!」とキメる三歳

085:遥
国境を遥かに越えてきた風に平和を乗せて送り返したい
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# by yuaruhi | 2015-11-08 14:56 | お気に入り | Comments(0)

三船真智子さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

三船真智子さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:咲
私には私のひかり風と水花びらのない花を咲かせる

☆015:艶
前髪をはらう指先艶めいて五千万回盗み見ました

019:妹
姉妹都市くらいの中途半端さであなたにお近づきになりたい

037:宴
球宴のベンチのようなどさくさで君にふれたい話しかけたい

047:持
厳格な持ち物検査すり抜けてペン一本で描く曼荼羅

054:照
ひんやりと強い指先ふれあって日照時間少なめの人

067:手帳
雨の日に活字求めて生徒手帳開けば謎の校則並ぶ
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# by yuaruhi | 2015-11-07 16:55 | お気に入り | Comments(0)

わんこ山田さんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

わんこ山田さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


021:折
表現の折れて曲がった果てにある微かにゆれているのが「あいたい」

030:噴
欲望が噴出しない性格をえらんで最近ふくらんでいる

☆036:ふわり
切りすぎて泣き出しそうな前髪に君がふわりと名付けてくれた

049:岬
海が無い暮らしの君をぐらぐらと岬へ誘うバスになりたい

059:畑
恋をしたモンシロチョウと会いたくてキャベツ畑をはしごしました

085:遥
超合金遥かに超えるさびしさの杭打ってくるジェネレーションギャップ

096:翻
スカートのすそ翻す強風よ背中を押してはくれないものか
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# by yuaruhi | 2015-11-07 16:31 | お気に入り | Comments(2)

深影コトハさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

深影コトハさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


002:飲
飲み込んだ言葉が海に還るまで私を包んで 真珠のように

035:因
玉ねぎはいつも誰かに刻まれる 落ちる涙の原因として

039:鮭
君は多分ブルームーンを飲みながら猫に鮭缶開けている頃

043:ヤフー
Googleでヤフーと検索する人がみんな不幸せになりますように

044:発
この夜をたゆたう発光体となる 鱗のように剥がれるペディキュア

062:ショー
ショートケーキのイチゴを落としたとかそんな泣ける理由を探してるだけ

☆069:排
いつもよりホットミルクを甘くして雨のワルツを聴く排卵日
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# by yuaruhi | 2015-11-07 16:15 | お気に入り | Comments(0)

あかねさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

あかねさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


020:央
中央線八王子過ぎて山に入り空気が少し清くなりたり

037:宴
酒を辞すひとばっかりになっちゃって月明かりなお宴を照らす

044:発
発射台点検してる人たちの安全靴の先の擦り傷

☆055:芸術
つかんだとおもったときに離れてる芸術的なフレーズがある

059:畑
畑から抜いたばかりの大根のたっぷり広がる葉の青々と

076:ほのか
シナモンとレモンのほのかに香りたる異国のシャボンで今宵くつろぐ

090:布
布切れを振って操る蛇のごと新体操のリボンはまわる
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# by yuaruhi | 2015-11-07 16:03 | お気に入り | Comments(0)

じゃこさんの歌

題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。

じゃこさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


011:錆
小さい頃よく遊んでたブランコに優しい光が錆びついている

020:央
未来都市千里中央いつまでもトランポリンで遊んでいたい

033:連絡
連絡と相談を怠ったので練乳たっぷりそうめんの刑

044:発
世界ふしぎ発見!のとき家中のHITACHI家電が一歩前進

☆076:ほのか
もう一度海が見たいと言う海老がほのかにあかく染まりはじめる

081:網
あみちゃんは悲しい 大造じいさんの仕掛けた網が雁をいじめる

097:陽
カローラがおなかを見せて笑ってる平和な午後の陽射しの中で
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# by yuaruhi | 2015-11-06 00:04 | お気に入り | Comments(0)

由子さんの歌

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由子さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:咲
冬には冬春には春の花咲けば父へささげる花をつむのみ

014:壇
仏壇の花替え春になる前に真冬ニットを編み上げなければ

053:藍
軋んでる夏は藍色ばかり買う成長する恋していただろうか

063:院
病院へゆく妹へ託したり母の孤独と見舞いの品を

064:妖
「あの女まだ食べてる」と云われそう寂しい女妖怪の夜

☆090:布
服作りジャンキー由子は毛糸、布眺めるだけで恍惚となる

092:勝手
父という屋根があることわからずに勝手に生きた長女でしたよ
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# by yuaruhi | 2015-11-05 23:36 | お気に入り | Comments(2)

影山光月さんの歌

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影山光月さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


013:実
「実験は失敗だよ」と神様が言っているかも知れず(我が人類は)

☆018:援
「人生の応援歌です」ラッパーがラジオで語る雨の日の午後

033:連絡
連絡はありませんかと問う声が今日一日に終わりを告げる

064:妖
妖怪で地方再生すると言う溶解しそうな夏のニュースで

074:焼
大量にもらった茄子の料理法鴫焼きそれとも麻婆茄子か

082:チェック
赤い紙踊る見出しは「うつ病は大丈夫ですか」チェックシートだ

098:吉
大吉を引いた新年一発目「ヤッホー」と叫び出したい気分
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# by yuaruhi | 2015-11-03 14:44 | お気に入り | Comments(0)

柏井なつさんの歌

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柏井なつさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


020:央
中央線三鷹を降りて吹く風はトトロに逢える予感を運ぶ

029:スープ
遠くても一人で生きていけるでしょお湯で溶かせばスープは出来る

038:華
恋らしい心微かに華やいでピンクを好む自分に出会う

☆059:畑
平等に畑に水を撒いている神様だってそうして欲しい

082:チェック
弁当も可愛い女子は可愛くて小さく包むギンガムチェック

085:遥
海岸に打ち寄せられた異国文字遥々来てもゴミはゴミです

097:陽
いい天気これが本当の「日陽日」日だまり集めパンを焼こうよ
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# by yuaruhi | 2015-11-03 14:12 | お気に入り | Comments(0)

RINさんの歌

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RINさんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


019:妹
妹と思へば満つる血の匂ひ小さき仕草の一つをも似て

043:ヤフー
ヤフーにも何ら例解なき問ひを閉ぢてカーテン引く夜の重さ

☆053:藍
デニム地の硬さにも似て十代が駆ける部活の風は藍なり

060:懲
優しくはなくて優しきふりのみが懲りずに上手くなり天気雨

061:倉
想ひ出を納むる倉庫の幾つまで増えゆく仮設と言ひきれぬまま

072:銘柄
目をつむるやうに銘々花びらは今日だけの陽を閉ぢ込めて寝る

085:遙
遙か遠く別れしものを噛み締めてシチューの中の馬鈴薯崩す
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# by yuaruhi | 2015-11-03 13:52 | お気に入り | Comments(0)

やまさわ藍衣さんの歌

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やまさわ藍衣さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:咲
咲きなさい、笑いなさいとラジオから命令形のやわらかき歌

002:飲
飲み下すくれない色の錠剤がサイケデリックな音を奏でる

011:錆
会えなくて錆びつきそうな両肢に柘榴オイルをぽたりと落とす

☆047:持
うまいから持っていきなとチャーシューのしっぽをぜんぶ集めてくれた

072:銘
人影のうろうろときて縦一列銘菓のひよこ消えてしまえり

078:棚
棚に詰まる幾百冊の名詞止め 昼下がりのガレットを食う

091:覧
めくられる痕をのこして回覧のA4用紙のひと隅はねる
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# by yuaruhi | 2015-11-03 13:32 | お気に入り | Comments(0)

閏さんの歌

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閏さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆020:央
灼熱の黒い煙は温度計 中央アジアの燃えないトカゲ

024:維
蛇紋石の繊維は燃えぬ鼠皮 山椒魚が火を食べ紡ぐ

040:跡
山小屋の扉に太い穴五つ 一本足の鬼の指跡

059:畑
足指から鋭い鎌を生やし夜の畑刈り荒らす鬼のビルヴィス

079:絶対
万物の始祖たる古きウミユリは絶対零度の真空を生きる

086:魅
凛と咲き魅惑に香る我が姫は天使の羽根に悪魔の尻尾

094:雇
雇われる未来学者には見えている 定量的な20年先
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# by yuaruhi | 2015-11-01 18:02 | お気に入り | Comments(0)

槐さんの歌

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槐さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


011:錆
学び舎の錆びしふらここ懐かしや漕げば廻れるたそがれの夢

☆016:捜
春深み燃え立つほどの紅を捜し当てむとこころ騒げり

027:炎
うすくこく陽炎揺れて蓮花のねぬ夜の夢は露に添ふらむ

030:噴
噴水を浴びて濡れたる身のごとくふたり光に燦めきてゐし

071:側
縁に座しふたり色なき風受けて黙せる昼の時移ろひぬ

092:勝手
逢へばまたベットの上の好き勝手その振る舞ひのいとほしきかな

099:観
開かれし一寸八分の観音を拝みて撫づや露の潤ひ
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# by yuaruhi | 2015-11-01 17:40 | お気に入り | Comments(0)

椋さんの歌

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椋さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆005:返事
おはようの返事に添える一枚は 見つけたばかりの春福寿草

010:倒
雪払い倒れた南天起き上がり 赤い実きらきら艶やかに笑う

011:錆
錆ついたブランコ漕げば懐かしく 学び舎の跡ただチューリップ揺れる

029:スープ
朝採りのえんどうのスープ青々しく 君の髭にも夏の香りが

053:藍
風呂あがり君と揃えた藍色の ゆかたに映る線香花火

057:県
山を縫い県道走るハーレーの 爆音はるか遠くまで響く

081:網
網棚に置いたカバンも寄り添って 二人の旅が優しく始まる
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# by yuaruhi | 2015-11-01 17:23 | お気に入り | Comments(0)