鈴木麦太朗/題詠blog用


by yuaruhi
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いちばん星2009(その1)

題詠blog2009を完走した皆様の歌から、いちばん星を集めました。
お題順に並べました。001から050までです。

細かい作業だったので抜けや間違いがあるかもしれません。
見つけたらご指摘下さい。訂正いたします。

詞書を含む歌もあります。
2行以上にわたる歌は / で区切って1行にしてあります。


☆001:笑(田中ましろさん)笑いつつブラのホックを片腕ではずせるくらい大人になった

☆001:笑(TIARAさん)はじまりは笑顔にしよう開くたび優しい音がする物語

☆001:笑(星川郁乃さん)泣きなさい笑いなさいと歌声がふいに流れてわたしを洗う

☆002:一日(久野はすみさん)そのときの一日前とはつゆ知らず朝をはじめる蓮でありたし

☆003:助(秋月あまねさん)ややあってはにかみながら私まだ独身ですと助産師が言う

☆004:ひだまり(梅田啓子さん)ひだまりに夫と肉まん食みてをり ずつと死なないやうな気がする

☆004:ひだまり(田中彼方さん)どこをどうまちがえたのか、わからない。 / ひだまりのなか、みみずしにゆく。

☆004:ひだまり(ほきいぬさん)もう少し汚れて欲しい ひだまりが似合ってしまう君の微笑み

☆005:調(はこべさん)日本語の調べうつくし和歌世界 雨の音をも借りたいわれは

☆005:調(村木美月さん)調和してたまるかって言うように街のポストは今日も酔ってる

☆006:水玉(木下奏さん)黒白の水玉模様が大好きでそれに埋もれるワタシと世界

☆006:水玉(陸王さん)愛らしいクマの刺繍の白いとこ埋める水玉模様のわたし

☆006:水玉(磯野カヅオさん)ヘップバーン拗ぬる水玉 ひとつだけ楕円加はること許されぬ

☆006:水玉(南 葦太さん)縞であり水玉であり紐である シュレディンガーに教わったこと

☆006:水玉(emiさん)アルバムの真ん中にいる弟は水玉のシャツに着替えたばかり

☆007:ランチ(月原真幸さん)アーモンドクランチチョコをあげるから二度と優しくしないでほしい

☆009:ふわふわ(じゅじゅ。さん)マシュマロのプールにふたりダイブして 溺れてみない? ふわふわふわり

☆009:ふわふわ(村上はじめさん)ふわふわでチーズがたっぷりオムレツがうまくできたよ今日は良い日だ

☆009:ふわふわ(遠藤しなもんさん)ふわふわと思ってさわっちゃいけません これはケープでキープしている

☆010:街(柚木 良さん)すくみつつ都庁の外を見てみれば街は玩具に陽は陽のままに

☆011:嫉妬(こすぎさん)ピアスから嫉妬がもれて秋雨が頬を突き刺す北池袋

☆011:嫉妬(橘 みちよさん)犬はねこに猫はひばりに嫉妬せむ蝋梅の香にむせぶ夕べは

☆011:嫉妬(岡本雅哉さん)じょうずには鳥居みゆきになれません。嫉妬。END。乱。嫉妬。END。乱。

☆013:カタカナ(松木秀さん)カタカナで書かれたような体型の若き女が叫ぶ公園

☆013:カタカナ(柴田匡志さん)カタカナの用語が並ぶパンフレット テレビは二倍美しいらしい

☆013:カタカナ(フウさん)カタカナをひらがなでかくとつまらないまるみをおびてこわくなくなる

☆014:煮(行方祐美さん)ふっとりと茄子横たわる含め煮の大鉢のあり帰り来たれよ

☆016:Uターン(穴井苑子さん)Uターンしてみたもののどこまでもどこまでも中央分離帯

☆016:Uターン(野州さん)ゆふぐれに飴を拾ひてUターン飴を拾ひて帰るゆふぐれ

☆016:Uターン(さとさん)Uターンしたけれどまた明後日のほうへ踏み出すのかもしれない

☆016:Uターン(鯨井五香さん)校門の前で少女とスカートのひだがふんわりUターンする

☆017:解(本田鈴雨さん)縄幾重と生垣おほふ茉莉花のかづらひねもす解いてゐるひと

☆017:解(湯山昌樹さん)正解はたくさんあるよと伝えてもただ一つのもの探す生徒ら

☆019:ノート(遥遥さん)一冊のノートを最後まで使ういったいいつのことだったろう

☆019:ノート(寺田ゆたかさん)亡妻(つま)の残せるノートの終り羽田発バスの時刻が書いてあるのみ

☆021:くちばし(鳥羽省三さん)くちばしの黄色い秋刀魚が新鮮と妻は秋刀魚を血眼で選る

☆021:くちばし(詩月めぐさん)くちばしで餌をついばむ鳥のよに 君にちゅんちゅんしたい朝です

☆022:職(藤野唯さん)ピコピコな音楽を聴いて歩く朝 職を探してる猫に出会った

☆022:職(天鈿女聖さん)レスポールギターを抱いて走り出す無職の兄の背中には穴

☆022:職(都季さん)放課後の職員室はコーヒーの香りで少し素直になれた

☆023:シャツ(羽うさぎさん)シャツの背を光らせ大地に倒れゆく眩しいものは狙われるもの

☆023:シャツ(Ni-Cdさん)僕のシャツ・君のシャツのとの間に眠る積乱雲のふくよかな猫

☆024:天ぷら(みつきさん)祝い膳 朗らかなりしひとときの 天ぷらの海老 尾は赤くあり

☆025:氷(わだたかしさん)溶けかけの氷のような立ち位置で同窓会を楽しんでます

☆025:氷(月下燕さん)幸せな結末のあとお城にはふたりをぶち抜く氷が降った

☆025:氷(花夢さん)真夜中に氷を舐めて呼び覚ますわたしのなかの青いペンギン

☆026:コンビニ(ゆきさん)コンビニのレジの隣の肉まんの湯気の向かふにあると思ふな

☆026:コンビニ(ウクレレさん)手を添えてお釣りを渡すコンビニの店員に「チン」されている僕

☆026:コンビニ(櫻井ひなたさん)コンビニの手前信号変わるまで秘密を作ろう手を繋ぎたい

☆028:透明(ジテンふみおさん)三月の着信音は「透明な木を桃色に染める酔いどれ」

☆029:くしゃくしゃ(しおりさん)くしゃくしゃに乱れた髪に櫛を入れメスより母に戻りゆく午後

☆030:牛(マトイテイさん)後ろから牛が来てます失った思い出だとか背負っております

☆030:牛(桶田 沙美さん)牛柄のマグカップをまだ持っている君が知らない顔して来ても

☆032:世界(アンタレスさん)全世界数多人あり数しれぬなれど分ければ人と吾のみ

☆032:世界(振戸りくさん)できるだけ明るい世界を歩こうよ 日傘もあるしレフ板もある

☆032:世界(帯一鐘信さん)中心と果て以外でも世界ではステキなことがあるはずなんだ

☆033:冠(迦里迦さん)過去世(かこぜ)には吾(あ)におのこあり 陰ながら初冠(うひかうぶり)の緒切る音聞く

☆033:冠(キャサリンさん)我が家には3つ王冠と瓢箪とラッパのマークの正露丸あり

☆034:序(千坂麻緒さん)新訳の『方法序説』は読みやすく午後二時のカフェ猫をみている

☆035:ロンドン(EXYさん)名古屋から 遠く離れた ロンドンで 大須ういろう 販売してた

☆036:意図(KARI-RINGさん)意図のない男と分かっているけれど食事の後の満天の星

☆036:意図(香-キョウ-さん)自分では意図しなかった想いまで読み取るキミを愛しく想う

☆037:藤(tafotsさん)背伸びして揺らしてまわる藤の鞘誰かが藤は豆だとつぶやく

☆037:藤(原田 町さん)山藤や棚田を見つつわが乗れるバス青垣の大和を目指す

☆037:藤(みち。さん)葛藤の余韻にひたる ああわたしやめる気なんてきっとなかった

☆038:→(ひぐらしひなつさん)くぐもりをゆっくり混ぜて飲み終えたカップはここに置いてください→

☆040:すみれ(森山あかりさん)草むらにすみれひっそり咲く自己を主張せずただあるがまま咲く

☆040:すみれ(暮夜 宴さん)すみれってささやくときのくちびるがキスをせがんでいるみたいでさ

☆040:すみれ(一夜さん)幼き娘(こ)「顔が怖い」とつぶやいた 三色すみれ風に微笑む

☆040:すみれ(ぱんさん)すみれってどんな色した花だっけ しらないくせにわたしはおんな

☆041:越(新田瑛さん)絶え間なく追い越されてはいるのだが振り返っても誰もいない

☆042:クリック(星桔梗さん)細心の注意を払ってクリックをした筈なのに君に溺れた

☆043:係(のびのびさん)無口すぎる夫と過ごす日曜日たぶん私はエサ係です

☆044:わさび(ぽたぽんさん)実家へと買い求めたるわさび漬わたしの嫌いな父の好物

☆044:わさび(村本希理子さん)チューブ入りわさびに詰まつてゐるものの気持ちになつて考えてみる

☆044:わさび(小林ちいさん)つんとしたところもいずれ癖になる わさびガールと呼んで頂戴

☆045:幕(おっさん)いい国を作ろうという公約は守られたのか鎌倉幕府

☆047:警(はせがわゆづさん)遠巻きに警戒心をあびている 月を映した野良猫がなく

☆047:警(みぎわさん)日常の姿のままに死ぬのだらう警報も無くミサイル飛来

☆048:逢(mintoさん)あふと打ち合ふ会ふ逢ふと決めし時華やぎたるか一瞬なれど

☆049:ソムリエ(間遠 浪さん)シンクレティズムシンクレティズムと繰り返すソムリエが乳母を選び来るまで / model:ソニン

☆049:ソムリエ(O.F.さん)カタツムリ梅雨が明けたら転生すソトマイヨールまたはソムリエ
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by yuaruhi | 2009-12-19 20:09 | いちばん星