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伊倉ほたるさんの歌

題詠blog2010を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

伊倉ほたるさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:春
選ぶのはベビーピンクのマシュマロで春よ今年も従順であれ

032:苦
真っ白な朝の歯磨き粉がわらう苦さも弱さも知らない顔で

052:婆
婆抜きのババを押し付け合うふたり冷めたシチューの薄い皮膚感

061:奴
「冷奴」と口にする時さみしくて三輪車濡らす雨と似ている

064:ふたご
前世ではふたごの片割れそれぞれの糖度で熟す夜の無花果

☆072:コップ
丁寧に沈黙をする目の前のコップの汚れが気になるくらい

100:福
競っても競い合えないもどかしさ 福笑いにも勝ち負けがない

by yuaruhi | 2010-12-19 15:07 | お気に入り | Trackback | Comments(2)

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Commented by 伊倉ほたる at 2010-12-19 20:42 x
麦太朗さま

今年も選歌ありがとうございます!!
完走者全員の観賞、なかなかできないことですよね。
私もまた選んでいただきたくて走った一人です(*^_^*)

001,052,061,064は自分でも好きな歌だったのでとても嬉しいです。

☆のお歌は意外でした~。

100の歌もゴールしたくてえ~いって詠んでしまった歌なので意外でした^^;

選歌していただくと色々と勉強になります。

本当に感謝しております。ありがとうございました!!!



Commented by yuaruhi at 2010-12-19 21:20
ほたるさん ありがとうございます

100首通して読んで、歌にとり入れる
素材の活かしかたがうまいって感じました。(^_^)

☆の歌、
これ、とてもわかる歌です。
叱られているときとか、つまらない会議中とか
あるいは法事のときとか、沈黙を強いられる場面で
目の前の些細なものが妙に気になってしまうことってあります。
するどい視点の歌だなって思いました。

100:福、の歌、
これは短歌にあてはめて読みました。
短歌は、コンテストなどで、秀作,佳作、などの序列を
つけられると、それに私たちは一喜一憂しますが、
それはたとえば双六のようにはっきりとした序列ではなく
読む人によってその基準は変わるはずのものです。
なるほど、福笑いにも勝ち負けは無い。

歌意からはずいぶん離れた読み方ですが、
短歌って本当は競い合うものではなくて、
詠んで、読んで、楽しむものだろうって、
そんなことを考えました。


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