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鈴木麦太朗/題詠blog用

by yuaruhi

題詠blog2007まとめ

題詠blog2007で詠んだ歌をまとめてみました。(未完走)


参加表明  走ります息が切れたら休みます景色楽しみながらゆっくり
参加表明  故あってブログネームを変えました参加表明ここに新たに(ゆあるひ改め夏実麦太朗です。よろしく。)
  
001:始  五を消して六を書き込む始まりは不安が三で期待が七で
002:晴  晴れの日も雨の日もあるつないだ手離さないよう離れないよう
003:屋根  生まれくる前の感覚なのかなあ屋根裏部屋が好きなんだよね
004:限  踏ん切りを付けられなくて明日もまた今日限りって言うんだろうな
005:しあわせ  これということはなんにもなしの日日あるいはそんなしあわせもいい
006:使  捨てられなくなってしまった使い込むほどにいい味出してきやがる
007:スプーン  角砂糖ティースプーンに二個乗せるまったりしたい甘口の午後
008:種  土のちから水のやさしさ受けとめて種は決意の時を迎える
009:週末  週末に思いはせてた木曜日しがみついてる今日日曜日
010:握  二百円握って角の駄菓子屋へ次の水曜晴れるといいね
011:すきま  テトリスで良かったすきまが埋まらずに岩に埋もれてしまう運命
012:赤  離れてもつながっているいつまでも母さんの手と赤ちゃんの手と
013:スポーツ  とりたてて趣味は無いのでスポーツを見るのが好きと言うことにする
014:温  加速つけ進む地球温暖化厳しい現実楽観の日々
015:一緒  えも言われぬ親近感のようなもの生まれた月日一緒だったり
016:吹  吹く風にまかせればいい大丈夫あたまに綿毛ついているから
017:玉ねぎ  生きてると色んなことがあるものさ細かく刻みすぎた玉ねぎ
018:酸  燃焼は激しい酸化炎色は元素特有野焼き見ている
019:男  転んでも泣くのを我慢できた日は覚えているよ男の子だった
020:メトロ  心地良しメトロノームで刻む音心拍数に合わせてみたり
021:競  走ること許されなくて急かされて競歩みたいでああもういいよ
022:記号  暖かく眠たい午後の一限目記号めく文字ゆらぐ罫線
023:誰  この空を君にあげると言ってみた誰のものでもない空だから
024:バランス  月曜日朝雨微熱行きたくは無いけれど行くそんなバランス
025:化  時々は優しい顔も見せたよね化けて出られずただ見守っている
026:地図  地図を見る助手席の妻に怒られる勘で進むとまた怒られる
027:給  小遣いを貰うこの日を待ちわびる月給取りとなりし今でも
028:カーテン  一秒と狂わぬ時計もあるけれどカーテンを引けば夜が始まる
029:国  誰も見たことはないはずの天国どうぞ勝手に憧れちゃえば
030:いたずら  風紋はいたずら風の仕業だと分かってるけどまた見に来てる
031:雪  各々が好みのアイスを食べている表の雪は止みそうに無い
032:ニュース  お人好しでおっちょこちょいなこそ泥がニュースの主役になって欲しいな
033:太陽  太陽系地球日本云々と宛名書きたき年頃ぞ有り
034:配  昼休み無人の会議テーブルに役職順に資料を配る
035:昭和  錆び付いた手押しポンプをのぞき込む昭和のかけらを捜してしまう
036:湯  焼酎を注いだ後に湯を注ぐ逆の手順は考えにくい
037:片思い  今までもそしてもちろんこれからも片思いって続くんだよね
038:穴  鰻より穴子の方が塩辛い食べてみなけりゃワカラナイのに
039:理想  現実という名の杭につながれて這うようにして理想へと向かう
040:ボタン  やり直し出来ないことも無いけれど掛け間違えた始めのボタン
041:障  ふうちゃんは障子の向こう見つけるのもう少しだけ待ってあげよう
042:海  海を見に行きたいなんて言ってみた寂しい振りがバレバレですね
043:ためいき  大丈夫?なんて問われて平気だよ!なんて答えてためいきをつく
044:寺  山裾の無住の寺の片隅に地蔵尊立つ前垂れ赤く
045:トマト  となり畝のイチゴの赤に負けまいとトマトは実る今日はや真夏日
046:階段  欲望という名の階段登りたい様な気もするそうでない気も
047:没  我が内に埋没している何ものかを掘る道具さえ見つけられない
048:毛糸  あやとりは赤い毛糸に限ります絡まることを前提として
049:約  妻喋る枝葉花まで付けながら要約すれば一言で済む
050:仮面  とりあえず今を何とかする為に仮面の上に仮面を付ける
051:宙  マシュマロでプールを満たし宙返り本当の夢はそんなものです
052:あこがれ  晴れならば日がな行き交う飛行機を眺めていたいそんなあこがれ
053:爪  妻も子も出かけて一人面白いテレビも無くて雨爪を切る
054:電車  この溝は路面電車のレール跡目を細め父どこか得意げ
055:労  労働の後の一杯美味かりしこの一杯の為の一日
056:タオル  幼き娘タオルケットを蹴り飛ばし敷布団をもはみ出して朝
057:空気  原因は肩でも腰でも目でもなく空気を読むのに疲れ果ててる
058:鐘  鐘楼は夕日と重ねて見ていたい影絵の如き紅と黒
059:ひらがな  ひらがなで話しかけてるおばあちゃん漢字もたくさん書けるんだよ
060:キス  森の木のエキスを吸ってカブト虫丸々として堂々として
061:論  結論を急ぎ過ぎてるわかってるわかってるけど急ごうとする
by yuaruhi | 2007-08-01 23:50 | 短歌まとめ