鈴木麦太朗/題詠blog用


by yuaruhi
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いちばん星2011(その1)


題詠blog2011を完走した皆様の歌から、いちばん星を集めました。
お題順に並べました。 001 から 050 までです。

細かい作業だったので抜けや間違いがあるかもしれません。
見つけたらご指摘下さい。訂正いたします。

詞書を含む歌もあります。
二行以上にわたる歌は / で区切って一行にしてあります。


☆001:初(浅草大将さん)春とともに立ちし香りに驚けば軒端に咲ける梅の初はな

☆001:初(千束さん)初めから底が見えてたこの恋をあきらめ悪く揺さぶっている

☆001:初(天鈿女聖さん)「初音ミク、初音ミク」って叫びなら一億光年先に進める

☆001:初(雑食さん)初恋は九つでした親友と呼ばれて胸がちくとしました

☆002:幸(オリーブさん)坂道の途中にあった幸せを 自転車からは拾えなかった

☆002:幸(富田林薫さん)とおく種であったころの幸せを砂丘のすみから植えてゆきます

☆003:細(こはぎさん)細やかな気遣いが減る二年目の君がますます愛おしくなる

☆007:耕(希屋の浦さん)将来は心耕す人になれそう言った父ラジオ聴いてる

☆007:耕(エクセレント安田さん)耕運機 田圃畦道 田舎道 未舗装疾走 凸凹微動

☆008:下手(はせがわゆづさん)うつむいたまま歩きだす下手くそなうそばかりつくあたたかいゆび

☆009:寒(じゃこさん)寒いでしょう。あなたはそっとささやいて僕のおなかに猫を降ろした

☆010:駆(tafotsさん)ミニ四駆つくったことも無いくせに子ども心が分かるって顔

☆010:駆(藤田美香さん)この世から駆け出した君は正しくてあたしはいっつも空を見上げる

☆011:ゲーム(さとさん)マイカーに乗りきらぬほど子だくさん 笑い転げた人生ゲーム

☆012:堅(牛隆佑さん)いつもより堅い気がするデスクチェア今から僕は少しだけ寝る

☆013:故(るいぼすさん)もしここで事故にあったらどうしよう仕事さぼって下着もエロい

☆013:故(香澄知穂さん)実直で優しい君の故郷には やっぱり優しいバス運転手

☆015:とりあえず(鳥羽省三さん)とりあえず身体を交わしその後で割れたグラスの始末をしよう

☆015:とりあえず(香-キョウ-さん)遊びたい 気になる音、物 たくさんだ / でもとりあえず ゴハンだゴハン

☆016:絹(はこべさん)お豆腐は「絹が好きですか」から始まった その会話には後日談あり

☆016:絹(只野ハルさん)吸水しないイメージがある絹のハンカチだから泣かないつもり

☆018:準備(おおみはじめさん)準備中二十年目も準備中三十年目誰も見てない

☆020:幻(行方祐美さん)ゆめ幻のやうな匂ひに包まれよ朝の五時の霞む浴室

☆021:洗(奈良絵里子さん)誰よりも図工の時間が好きだった 色とりどりの筆洗バケツ

☆022:でたらめ(映子さん)でたらめな 私が生きて きたんだよ /   おまえのご飯 作るためだよ

☆022:でたらめ(理阿弥さん)でたらめにかみむしるひと駅におりなにもしてあげワタシられない

☆023:蜂(三沢左右さん)花めづる蜜蜂ひとつ飛び立てり うららけき日にいざ春よ来よ

☆023:蜂(佐藤紀子さん)穏やかな長女なりしが子を産みて女王蜂のやうな貫禄

☆023:蜂(モヨ子さん)蜜蜂の精一杯なる営みを薔薇の剪定しつつ眺める

☆023:蜂(藤野唯さん)ふたりして蜂に刺されたような夏 秘密がふえて始まる2学期

☆024:謝(牧童さん)いつだって感謝してるさ今はただアジアンタムが気になるだけさ

☆024:謝(こすぎさん)正直に謝れなくてメールする 10行あとに ハートもつけとく

☆025:ミステリー(浅草吉右衛門さん)恋すれば 君の心は ミステリー いつもつかめず 常に解らず

☆026:震(木下侑介さん)西野カナが震えて呟く「履きたいよ……履きたすぎるよ君のパンティ」

☆027:水(船坂圭之介さん)清明であるが佳きかな 飲む水に近き無銘の一刀に酔ふ

☆027:水(葵の助さん)水道の蛇口から出る透明な柱をつかまえたい息子達

☆029:公式(アンタレスさん)先生の訛つよくて忘れ得ぬしゃん(三)角形の合同公式

☆031:電(みずきさん)電飾の点る季節の端にゐてナショナリズムをふと思ひをり

☆031:電(南野耕平さん)もう少しするとわたしは眠るから誰か電気を消してください

☆032:町(新井蜜さん)我が町に住む三人の叔母達が夜中に集ひ煮るあづき粥

☆032:町(髭彦さん)大熊も双葉・浪江も富岡も町(マチ)にしありて町(チヤウ)にはあらず

☆032:町(まるちゃん2323さん)遠吠えとサイレンの音すれ違い夕日が落ちるこの町が好き

☆032:町(北大路京介さん)君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

☆033:奇跡(ミウラウミさん)上靴がバスケットゴールに入る奇跡 木村の告白と同時に起こる

☆037:ポーズ(紗都子さん)三日月のポーズで高く伸びゆけば真夏の空にふれるゆびさき

☆037:ポーズ(nobuさん)ポーズ迷う私のふいをつきカメラのシャッター切るあなた意地悪

☆038:抱(畠山拓郎さん)抱きしめてしまいたい気がするけれど見えない壁がいくつも並ぶ

☆038:抱(足知さん)抱き合えばいつもピアスの片方が消えてあなたに流れ出す冬

☆038:抱(酒井景二朗さん)誰一人抱かずに終るこの身ならせめて晒さむ春の息吹に

☆038:抱(南雲流水さん)ブラウスの上からそっと抱きしめるやうに優しい雨に濡れてる

☆039:庭(夏実麦太朗)草花の名前を知らない僕の目にとなりの家の庭の紅い実

☆039:庭(東 徹也さん)世界には必ずどこかひとつだけあなた迎える庭があるんだ

☆039:庭(ちょろ玉さん)校庭に散った桜を焼く人になろうと決めた春だったのだ

☆039:庭(音波さん)あと一歩出せば庭まで出たことになる 夏草が生きている夜

☆039:庭(如月綾さん)あなたには手料理を食べてもらったね (家庭科の調理実習のとき)

☆040:伝(螢子さん)伝わらぬ想いをひとつ水底に沈めています春はすぐそこ

☆041:さっぱり(紫苑さん)さつぱりと剃り跡あをき襟足の背(せな)に匂へる祭り半天

☆041:さっぱり(保武池警部補さん)伊予の帰路舌にさっぱり残りおりこの利発さにだじろぎの宵

☆041:さっぱり(水風抱月さん)倖せが僕にはさっぱり見えなくてそれでも君の恋になりたい

☆041:さっぱり(mikiさん)気が付けばおやつタイムの昼食に さっぱりお茶漬けほっと一息

☆041:さっぱり(中村成志さん)ふぁんたずむ 黴の生えたる土の上をさっぱりと薙ぐ一撃の雨

☆041:さっぱり(高良すなさん)昨日より さっぱりとした ブロッコリー 台風あとの 山原の森

☆041:さっぱり(きたぱらあさみさん)さっぱりこん! 君の言いたいことなんて僕はちっとも理解できない!

☆043:寿(矢野理々座さん)福禄寿 恵比寿それから寿老人 七福神の寿トリオ

☆045:幼稚(晴流奏さん)引き返す事も出来ずに居る僕を追い越していく幼稚園バス

☆045:幼稚(穂ノ木芽央さん)幼稚園バスのトーマスさみしげに最後の子どもを降ろしゆく春

☆046:奏(いちこ(suzu)さん)舞台裏吹奏楽部の人だかり皆それぞれに立ちて座りて

☆047:態(青野ことりさん)中空に放り出された状態でだあれも帰る道を知らない

☆048:束(横雲さん)束ね髪放てば燃ゆる秋の色身は菊の香に抱(いだ)かれてをり

☆048:束(壬生キヨムさん)仲直りにそうめん何束ゆでますか 夏は終わってしまったけれど

☆048:束(星川郁乃さん)素麺が二束残っていることも夏の疲れの一つと思う

☆050:酒(ワンコ山田さん)とりたてて酒癖はそう悪くないすこし緩んですこうし恋する
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by yuaruhi | 2011-12-16 21:03 | いちばん星