寺田ゆたかさんの歌
2008年 09月 03日
題詠blog2008を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。
寺田ゆたかさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。
☆007:壁
手を触れて滑らせてゆく長き壁どこまでゆけば果てるものやら
023:用紙
投票の用紙書かずにくしやくしやと丸めて箱へ投棄してくる
028:供
供ふなら安酒でよし生きてある今こそ越の寒梅を呉れ
029:杖
歌会に杖突いてくる老い人の歌みな若く空を翔けをり
041:存在
それだけのただそれだけの存在と思ひぬ水と蛋白と骨
049:礼
きざはしに夕べの光とどまりて巡礼びとのあまた憩へる
051:熊
母思ふ熊野(ゆや)の舞こそあはれなれ花に混りて雨の降りくる
寺田ゆたかさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。
☆007:壁
手を触れて滑らせてゆく長き壁どこまでゆけば果てるものやら
023:用紙
投票の用紙書かずにくしやくしやと丸めて箱へ投棄してくる
028:供
供ふなら安酒でよし生きてある今こそ越の寒梅を呉れ
029:杖
歌会に杖突いてくる老い人の歌みな若く空を翔けをり
041:存在
それだけのただそれだけの存在と思ひぬ水と蛋白と骨
049:礼
きざはしに夕べの光とどまりて巡礼びとのあまた憩へる
051:熊
母思ふ熊野(ゆや)の舞こそあはれなれ花に混りて雨の降りくる
by yuaruhi
| 2008-09-03 21:14
| お気に入り