帯一鐘信さんの歌
2008年 10月 13日
題詠blog2008を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。
帯一鐘信さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。
007:壁
壁を這うヤモリの影が拡がった部屋で揺れてる火を吹き消せず
009:会話
寅さんを観ながら部屋で会話なくのびた蕎麦喰う猫舌の恋
037:V
Vの字に挟まれている空間であふれつづける愛撫の時間
042:鱗
切り株に腰をおろしてながめてる鱗のような雲が消えてく
051:熊
牛が突き熊が引っ掻きぼろぼろに叩かれ崩れ落ちた東証
☆058:帽
屋根裏の片隅にある蜘蛛の巣をすり抜けてゆく帽子が笑う
073:寄
足首に波が寄せれば青空は夜明けにも似たはじまりの色
帯一鐘信さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。
007:壁
壁を這うヤモリの影が拡がった部屋で揺れてる火を吹き消せず
009:会話
寅さんを観ながら部屋で会話なくのびた蕎麦喰う猫舌の恋
037:V
Vの字に挟まれている空間であふれつづける愛撫の時間
042:鱗
切り株に腰をおろしてながめてる鱗のような雲が消えてく
051:熊
牛が突き熊が引っ掻きぼろぼろに叩かれ崩れ落ちた東証
☆058:帽
屋根裏の片隅にある蜘蛛の巣をすり抜けてゆく帽子が笑う
073:寄
足首に波が寄せれば青空は夜明けにも似たはじまりの色
by yuaruhi
| 2008-10-13 09:22
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