鈴木麦太朗/題詠blog用


by yuaruhi
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寒竹茄子夫さんの歌

題詠blog2008を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

寒竹茄子夫さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


004:塩
塩田に結晶しつつある詩(うた)をこころの底を浚(さら)ひつつ聴く

010:蝶
春の夜の恋人たちは酒亭(バー)に消え銀の蝶番しづかに軋む

022:低
くらき低地の運河ゆく舟遅遅として雨に撃たるる爛れし族(うから)

035:過去
鯖の腹割けば内部(うち)より過去の舟のなまぐさき帆に放てる炎

☆041:存在
存在の秋(とき)は過ぎにし曇天を突きさす檜(ひのき)寒く聳ゆる

051:熊
母照らせし熊座のあはき星かげの微塵のそらをただよへる笛

089:減
ブレーキかければ減速の汽車軋みたる通路の椿首断たれをり
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by yuaruhi | 2008-11-02 22:41 | お気に入り