鈴木麦太朗/題詠blog用


by yuaruhi
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<   2009年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

小早川忠義さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

小早川忠義さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


011:嫉妬
嫉妬する暇などなしうたびとは先人を読め歌多く詠め

020:貧
貧すれど窮する者は僅かにて満員電車に人の声なし

033:冠
王冠を叩きビールを開けたれば味良くなるを信じゐる祖母

063:ゆらり
ガス台の炎ゆらりと立ち上がるしもべの如く真青なる貌

☆079:恥
恥ずかしき歌削られてうたびとの第一歌集書棚に並ぶ

081:早
都心より六十二番のバスに乗り早稲田に着くと信じて眠る

092:夕焼け
真昼なる八王子駅に鳴り響く「夕焼け小焼け」大音量にて
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by yuaruhi | 2009-03-22 18:47 | お気に入り

森山あかりさんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

森山あかりさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:笑
北風に春の香りがするように涙にもふと笑顔の気配

024:天ぷら
息子たち結婚したら知るだろう野菜ばかりが天ぷらじゃない

031:てっぺん
思い出すジャングルジムのてっぺんに陣取った君それがスタンス

☆040:すみれ
草むらにすみれひっそり咲く自己を主張せずただあるがまま咲く

057:縁
お茶だよと呼びかけて母縁側で畑(はた)から帰る父を迎える

091:冬
冬木立冷たい空気顔に受け何も纏わず希望している

098:電気
突っ張っている君だけど寝る時は小さな電気なぜか消さない
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by yuaruhi | 2009-03-22 15:52 | お気に入り

梅田啓子さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

梅田啓子さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆004:ひだまり
ひだまりに夫と肉まん食みてをり ずつと死なないやうな気がする

022:職
職退きてはや整髪料のにほひなし夫の髪の散(ばら)けて来たる

025:氷
腎を病む母は氷を舐(ねぶ)りつつのどの渇きに堪へてゐたりき

031:てっぺん
電柱のてつぺんの鴉がつぶやけり「遊興急務」「遊狂旧夢」と

057:縁
祖母からの千円札を握りしめ子は走りゆく薬師の縁日

076:住
ひとり住みふたりになりてふたり増えいまはしづかにふたりに暮らす

095:卓
完全なるかたちに卓に止まりをり打たるる前の秋の夜の蚊は
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by yuaruhi | 2009-03-19 23:41 | お気に入り

八朔さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

八朔さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


010:街
ほぼ同じことだと思う街角で愛されること憎まれること

035:ロンドン
シャーロック・ホームズの街ロンドンを縦横無尽 グラナダテレビ

060:引退
膨らみを目で追うだけで触れてみる気力が出ない 引退します

068:秋刀魚
猫だけどオイラは悩ましいほどに秋刀魚の味が嫌いなのです

☆083:憂鬱
どこがどうであれば短歌といえるのか 三十一音の憂鬱

084:河
空想の自分に溺れ死ぬ河の水清くして透ける白骨

089:テスト
アレルギーテストの結果あなたには近づくことも出来ない私
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by yuaruhi | 2009-03-16 19:27 | お気に入り

庭鳥さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

庭鳥さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


028透明
透明なスープを作るそのためにシェフは一晩鍋の子守す

045幕
幕間にオケピ覗けば金管がものも言わずに見つめ返した

054:首
すんなりと白い首持つ女(ひと)の肌冷たかりしと思う夕暮れ

056:アドレス
何もかもアドレス無くばはじまらぬ隣の人と仕事するとか

058:魔法
魔法瓶遠足の友とき過ぎてオフィスの供になりしこの頃

059:済
端にある赤い済印それだけが今日の仕事の証拠物件

☆100:好
お好みの強さを聞かれやさしくと言えば一気に締められた首
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by yuaruhi | 2009-03-09 19:19 | お気に入り

船坂圭之介さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

船坂圭之介さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:笑
みだらなることと笑ふな乙女等よ雪さりさりと舞ふ聖夜祭

011:嫉妬
伸びやかなそびら撓はせ少年の眼に火のごとき嫉妬絶ゆるなし

019:ノート
天涯にひとりのよわき我がためのノート奪ふな激たる嵐

033:冠
むらさきの冠一斉に向かしめて桔梗自生のままいさぎよし

048:逢
血のめぐる音を耳奥に数へつつ思ふ密かの逢引のこと

052:縄
縄のごとくちなは一つ街の灯に照らされて在り 朽ちしその儘

☆093:鼻
ほの匂ふ香を窃(ぬす)みたり 撃たれたり銃口は在り鼻の真中(まなか)に
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by yuaruhi | 2009-03-02 20:54 | お気に入り

夏実麦太朗の歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

夏実麦太朗の百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。

完全に客観的になるのは無理ですね。自選は難しいです。


001:笑
オヤジギャグ時には受けることもある娘二人がちょっと笑った

005:調
草むしりしようと庭に出てみれば繰り返されるピアノの調べ

028:透明
昔からよく知っている頃合でピンクレディーは透明になる

056:アドレス
新しいメールアドレス決めるとき昔の彼女を思い出してる

066:角
消しゴムのとがった角で消すような守りきれない約束もある

071:痩
痩せたんじゃないか言われること多くそうなんですと明るく返す

☆092:夕焼け
あまりにも美しすぎる夕焼けに俺一人でもいいと思った
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by yuaruhi | 2009-03-01 22:20 | お気に入り