鈴木麦太朗/題詠blog用


by yuaruhi
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題詠blog2009を完走した皆様の歌から、いちばん星を集めました。
お題順に並べました。051から100までです。

細かい作業だったので抜けや間違いがあるかもしれません。
見つけたらご指摘下さい。訂正いたします。

詞書を含む歌もあります。
2行以上にわたる歌は / で区切って1行にしてあります。


☆051:言い訳(中村成志さん)言い訳は散る花びらに約束は三面鏡の奥の楓に

☆051:言い訳(七五三ひなさん)一時間待たせた君の言い訳もただ一瞬のキスに適わず

☆051:言い訳(yuntaさん)言い訳に猫が出てきたら要注意犬なんかだとさらに最悪

☆052:縄(キヨさん)浮気したねことあなたを縄でぐるぐるまき うらやましくなる、入れて。

☆052:縄(ことりさん)マジシャンにゆるりゆるりと縛られてにやりとゆがむ縄のおんなよ

☆052:縄(たざわよしなおさん)FREEDOMと書いたTシャツ脱がせれば腰に縄目の日焼け跡あり

☆052:縄(内田かおりさん)人混みの中のひとりの足取りに小さく作る縄張りがある

☆053:妊娠(龍庵さん)まだ遠い台風の位置聞くような気持ちで知った君の妊娠

☆053:妊娠(こうめさん)我知らぬ世界はやさしい 妊娠を経てゆっくりとしゃべる友達

☆053:妊娠(桑原憂太郎さん)妊娠に至つた学級担任を男子生徒がぐるりと囲ふ

☆054:首(ほたるさん)さみしさを埋めたくて巻く足首のアンクレットに撥ねる泥水

☆054:首(ワンコ山田さん)足首の白さを保つスカートの長さ踏まれる恐れと共に

☆054:首(穂ノ木芽央さん)首筋に触れるな生きてゐることが判つてしまふぢやないか君に

☆055:式(祢莉さん)君と見た終業式のあとの空なんでもできる気がしてたよね

☆055:式(ぷよよんさん)「好きでした」成人式の告白が過去形だから今でも逢える

☆056:アドレス(佐藤羽美さん)草花の名前やメールアドレスや憎悪を記せるわたしの手帖

☆056:アドレス(酒井景二朗さん)シヨウウインドウひとつひとつに滿ちてゐるサマアドレスの無茶な輝き

☆056:アドレス(睡蓮。さん)何年も前のアドレス今もまだそのままだっただけでうれしい

☆056:アドレス(志井一さん)絶対に入力されることのない公式ホームページアドレス

☆057:縁(うたまろさん)闇空を黒く縁取る稜線に 全き闇ではないことを知る

☆057:縁(HYさん)別れても何故か再び出逢っちゃうそれが御縁の力じゃないかな

☆057:緑(松原なぎさん)えいえんのスープをわけあうとき花のかげが散らばる波紋の縁だ

☆058:魔法(春待さん)先生の怒鳴り声受けこっそりと右つま先で描く魔方陣

☆059:済(チッピッピさん)切り替えを早く済ませと日々責める テレビの右上アナログの文字

☆059:済(Re:さん)もう済んだことだと終わらせる君に忘れられない過去をあげます

☆061:ピンク(理阿弥さん)サキワレで赤・白・夏・赤・白とツブしてピンクそしてまた夏

☆062:坂(諏訪淑美さん)この町は坂多き町よ上り来て汗拭くわれを鴉が笑う

☆062:坂(只野ハルさん)墓参り杖つく母の手をとりて上る坂道休みつつ行く

☆063:ゆらり(イマイさん)ふりむけばゆらりと赤い立葵わたしはいつまでここにいますか

☆064:宮(富田林薫さん)宮崎のひとが紙袋抱えてやってきて次々取り出す完熟マンゴー

☆065:選挙(藻上旅人さん)選挙の日公民館に君がいた大人になって君がいたんだ

☆066:角(みずきさん)角といふ角に不安の溢れゐて真中に置きし夜の携帯

☆066:角(あみーさん)オレ様が本気を出すと怖いぜー オセロの角も裏返すぜー

☆066:角(だやさん)祖父の部屋に角行一枚落ちていて 飾られていたのかもしれない

☆067:フルート(soraさん)フルートに添えたる指の細きこと言葉にしてはならぬと思つた

☆068:秋刀魚(ひいらぎさん)夕暮れに秋刀魚の焼ける匂いしてもう握れない右手を想う

☆068:秋刀魚(木下一さん)魚屋が秋刀魚と一緒に売り飛ばす君のパンティ栗色でした

☆069:隅(jonnyさん)ため息をひとつついたら部屋中の隅から僕も僕もと僕が

☆069:隅(石畑由紀子さん)胸の隅忘れられない影のあるままでいいんだ君と生きたい

☆069:隅(五十嵐きよみさん)水入れを飽かず眺めた隅々に絵筆の青が行き渡るまで / Ce'cile

☆071:痩(伊藤夏人さん)痩せ型の男だろうと思います 君の隙間に入るとしたら

☆071:痩(Yoshさん)「痩せてる?」と「げっそりしてる?」の間には何光年のディスタンスある

☆072:瀬戸(nnoteさん)てのひらにあるものだけをいとおしむ瀬戸物市の赤い箸置き

☆073:マスク(西中眞二郎さん)マスクしても瞳やさしき人ありて向かいの座席に揺られておりぬ

☆074:肩(都さん)その肩にちょっとは重みをかけてよい? 今日はなんだか荷物が重くて

☆074:肩(茶葉四葉さん)ばっさりと肩まで届いた髪切られ あぁいつだって前の方が好き

☆075:おまけ(蓮野 唯さん)父の日に肩叩き券渡すけどおまけのケーキは私が食べた

☆075:おまけ(夢雪さん)キスをして体中にキスをしておまけにも一つキスをください

☆076:住(佐藤紀子さん)わがうちの浦島太郎が目を覚ます カナダに住みて三十二年(浦島太郎物語)

☆076:住(佐山みはるさん)佳きひとの住みたまへるかカーテンに風さわりゆく新しき家

☆076:住(青山みのりさん)永遠に住まないだろう国の名を画面のなかの鳥がさえずる

☆077:屑(空山くも太郎さん)屑箱に何度も投げて外しては二人でずっと笑ってたかった

☆078:アンコール(さかいたつろうさん)アンコールだらけのベッドで二人して君の指輪を探してたよね

☆078:アンコール(斗南まことさん)たくさんの手が打ち鳴らすアンコール私にはもうなにも出せない

☆078:アンコール(ME1さん)脈絡を得ずに音符は途切れてく アンコールはない僕らの連弾

☆079:恥(小早川忠義さん)恥ずかしき歌削られてうたびとの第一歌集書棚に並ぶ

☆079:恥(美木さん)深夜すぎ高校時代の恥ずかしいセリフ思い出し うわあああああ

☆079:恥(葉月きららさん)照れながら繋いでくれた右手から汗がにじんで恥ずかし笑い

☆080:午後(ふみまろさん)何という風が吹くのか失いそうな午後のカフェに 失うだろう

☆081:早(畠山拓郎さん)大雨で早月川に水が増すワゴンRも流されてゆく

☆081:早(西野明日香さん)早朝のテラスに立ちて日本を確かめていると君の背は言う

☆081:早(じゃみぃさん)早々のメールの返信嬉しくて来ないメールをいつも待ってる

☆081:早(近藤かすみさん)早くはやくと母に急かされ子は育ち巣立ちゆきたり東へ西へ

☆081:早(bubbles-gotoさん)すべるよに夏の陽を曳く散水車、お早う、子供たちよお早う

☆081:早(今泉洋子さん)どれだけの時間をもつているのだらう六道の辻を足早に過ぐ

☆082:源(扱丈博さん)水源をもたぬ小川を流れさせひとつもぞっとしないたましい

☆083:憂鬱(八朔さん)どこがどうであれば短歌といえるのか 三十一音の憂鬱

☆083:憂鬱(ろくもじさん)憂鬱になろうとしても憂鬱になれない憂鬱があるだろうか

☆084:河(萱野芙蓉さん)水銀がしづかにひれに溜まりゆく許しすぎてるあなたの河で

☆084:河(笹本奈緒さん)仙台が大好きすぎて焼き芋を包むのだって河北新報

☆085:クリスマス(すいこさん)クリスマスパーティー途中で抜け出して日本にあるラブホに行こう

☆086:符(冥亭さん)酷暑日の畳みかけたる三連符 途切れてのちの盂蘭盆会かな

☆088:編(虫武一俊さん)社史編纂室がどうして悪いのか人と会わずにすみそうなのに

☆088:編(にいざき なんさん)君からの言葉を編んでマフラーを作りたいんだ「何か喋って」

☆088:編(里坂季夜さん)ひとつづつ編み図のマスを埋めてゆく色鉛筆の芯のたしかさ

☆089:テスト(ちょろ玉さん)心理テストするから10回「好きだ」ってあたしの目を見てゆっくりゆって

☆089:テスト(こゆりさん)ねえ先生 テストに出ないことばかり大事にしたいような空だね

☆089:テスト(はづき生さん)まひるまの期末テストの帰りみち焼き芋屋台の横とほりすぐ

☆090:長(天野ねいさん)長いこと会えなくたって大丈夫だけどたまにはちゅーもしたいな

☆090:長(青野ことりさん)おわらない受話器の向こう 長い夜 すべて吐き出すまでおわれない

☆090:長(駒沢直さん)七年の長きにわたるご愛顧に感謝してみた君の寝息に

☆090:長(久哲さん)広告マンだった養父の形見からいかりや長介の名刺一枚

☆090:長(やすまるさん)はなびらの薔薇の花びらのあまやかさ長い一日の途中にあれば

☆091:冬(水風抱月さん)冬枯れる舗道の木立人気無く都会の肋からからと鳴る

☆092:夕焼け(夏実麦太朗)あまりにも美しすぎる夕焼けに俺一人でもいいと思った

☆092:夕焼け(珠弾さん)夕焼けのコロッセウムで待っている……話し合いではなさそうだな

☆092:夕焼け(流水さん)夕焼けの踏切待ちで二人して轢かれ続ける影を見ていた

☆093:鼻(船坂圭之介さん)ほの匂ふ香を窃(ぬす)みたり 撃たれたり銃口は在り鼻の真中(まなか)に

☆094:彼方(わらじ虫さん)彼方って案外近いえりちゃんは隣りの街に引っ越すらしい

☆095:卓(髭彦さん)円卓の歴史彩る騎士たちよ中華料理よ回転寿司よ

☆095:卓(お気楽堂さん)徹マンの朦朧とする頃合に卓の下から五枚目の白

☆095:卓(紫月雲さん)陽の落ちた隅の小さな食卓に幸せ一片しつらえており

☆099:戻(新井蜜さん)繰り返し波の戻つてゆくところ足下の砂を引きさらひつつ

☆099:戻(市川周さん)なにを巻き戻そう冬の逆上がり(きりがよいので七七はなし)

☆099:戻(keiさん)後戻りできない今日の側面にメタセコイアの正しい樹形

☆100:好(庭鳥さん)お好みの強さを聞かれやさしくと言えば一気に締められた首

☆100:好(吉里さん)たくさんのお気に入りがあるんですそんな私も実は好きです

☆100:好(かりやすさん)はんぶんの細好男(ささらえをとこ)に見送られ残業帰りのこはくないのだ
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by yuaruhi | 2009-12-19 20:11 | いちばん星
題詠blog2009を完走した皆様の歌から、いちばん星を集めました。
お題順に並べました。001から050までです。

細かい作業だったので抜けや間違いがあるかもしれません。
見つけたらご指摘下さい。訂正いたします。

詞書を含む歌もあります。
2行以上にわたる歌は / で区切って1行にしてあります。


☆001:笑(田中ましろさん)笑いつつブラのホックを片腕ではずせるくらい大人になった

☆001:笑(TIARAさん)はじまりは笑顔にしよう開くたび優しい音がする物語

☆001:笑(星川郁乃さん)泣きなさい笑いなさいと歌声がふいに流れてわたしを洗う

☆002:一日(久野はすみさん)そのときの一日前とはつゆ知らず朝をはじめる蓮でありたし

☆003:助(秋月あまねさん)ややあってはにかみながら私まだ独身ですと助産師が言う

☆004:ひだまり(梅田啓子さん)ひだまりに夫と肉まん食みてをり ずつと死なないやうな気がする

☆004:ひだまり(田中彼方さん)どこをどうまちがえたのか、わからない。 / ひだまりのなか、みみずしにゆく。

☆004:ひだまり(ほきいぬさん)もう少し汚れて欲しい ひだまりが似合ってしまう君の微笑み

☆005:調(はこべさん)日本語の調べうつくし和歌世界 雨の音をも借りたいわれは

☆005:調(村木美月さん)調和してたまるかって言うように街のポストは今日も酔ってる

☆006:水玉(木下奏さん)黒白の水玉模様が大好きでそれに埋もれるワタシと世界

☆006:水玉(陸王さん)愛らしいクマの刺繍の白いとこ埋める水玉模様のわたし

☆006:水玉(磯野カヅオさん)ヘップバーン拗ぬる水玉 ひとつだけ楕円加はること許されぬ

☆006:水玉(南 葦太さん)縞であり水玉であり紐である シュレディンガーに教わったこと

☆006:水玉(emiさん)アルバムの真ん中にいる弟は水玉のシャツに着替えたばかり

☆007:ランチ(月原真幸さん)アーモンドクランチチョコをあげるから二度と優しくしないでほしい

☆009:ふわふわ(じゅじゅ。さん)マシュマロのプールにふたりダイブして 溺れてみない? ふわふわふわり

☆009:ふわふわ(村上はじめさん)ふわふわでチーズがたっぷりオムレツがうまくできたよ今日は良い日だ

☆009:ふわふわ(遠藤しなもんさん)ふわふわと思ってさわっちゃいけません これはケープでキープしている

☆010:街(柚木 良さん)すくみつつ都庁の外を見てみれば街は玩具に陽は陽のままに

☆011:嫉妬(こすぎさん)ピアスから嫉妬がもれて秋雨が頬を突き刺す北池袋

☆011:嫉妬(橘 みちよさん)犬はねこに猫はひばりに嫉妬せむ蝋梅の香にむせぶ夕べは

☆011:嫉妬(岡本雅哉さん)じょうずには鳥居みゆきになれません。嫉妬。END。乱。嫉妬。END。乱。

☆013:カタカナ(松木秀さん)カタカナで書かれたような体型の若き女が叫ぶ公園

☆013:カタカナ(柴田匡志さん)カタカナの用語が並ぶパンフレット テレビは二倍美しいらしい

☆013:カタカナ(フウさん)カタカナをひらがなでかくとつまらないまるみをおびてこわくなくなる

☆014:煮(行方祐美さん)ふっとりと茄子横たわる含め煮の大鉢のあり帰り来たれよ

☆016:Uターン(穴井苑子さん)Uターンしてみたもののどこまでもどこまでも中央分離帯

☆016:Uターン(野州さん)ゆふぐれに飴を拾ひてUターン飴を拾ひて帰るゆふぐれ

☆016:Uターン(さとさん)Uターンしたけれどまた明後日のほうへ踏み出すのかもしれない

☆016:Uターン(鯨井五香さん)校門の前で少女とスカートのひだがふんわりUターンする

☆017:解(本田鈴雨さん)縄幾重と生垣おほふ茉莉花のかづらひねもす解いてゐるひと

☆017:解(湯山昌樹さん)正解はたくさんあるよと伝えてもただ一つのもの探す生徒ら

☆019:ノート(遥遥さん)一冊のノートを最後まで使ういったいいつのことだったろう

☆019:ノート(寺田ゆたかさん)亡妻(つま)の残せるノートの終り羽田発バスの時刻が書いてあるのみ

☆021:くちばし(鳥羽省三さん)くちばしの黄色い秋刀魚が新鮮と妻は秋刀魚を血眼で選る

☆021:くちばし(詩月めぐさん)くちばしで餌をついばむ鳥のよに 君にちゅんちゅんしたい朝です

☆022:職(藤野唯さん)ピコピコな音楽を聴いて歩く朝 職を探してる猫に出会った

☆022:職(天鈿女聖さん)レスポールギターを抱いて走り出す無職の兄の背中には穴

☆022:職(都季さん)放課後の職員室はコーヒーの香りで少し素直になれた

☆023:シャツ(羽うさぎさん)シャツの背を光らせ大地に倒れゆく眩しいものは狙われるもの

☆023:シャツ(Ni-Cdさん)僕のシャツ・君のシャツのとの間に眠る積乱雲のふくよかな猫

☆024:天ぷら(みつきさん)祝い膳 朗らかなりしひとときの 天ぷらの海老 尾は赤くあり

☆025:氷(わだたかしさん)溶けかけの氷のような立ち位置で同窓会を楽しんでます

☆025:氷(月下燕さん)幸せな結末のあとお城にはふたりをぶち抜く氷が降った

☆025:氷(花夢さん)真夜中に氷を舐めて呼び覚ますわたしのなかの青いペンギン

☆026:コンビニ(ゆきさん)コンビニのレジの隣の肉まんの湯気の向かふにあると思ふな

☆026:コンビニ(ウクレレさん)手を添えてお釣りを渡すコンビニの店員に「チン」されている僕

☆026:コンビニ(櫻井ひなたさん)コンビニの手前信号変わるまで秘密を作ろう手を繋ぎたい

☆028:透明(ジテンふみおさん)三月の着信音は「透明な木を桃色に染める酔いどれ」

☆029:くしゃくしゃ(しおりさん)くしゃくしゃに乱れた髪に櫛を入れメスより母に戻りゆく午後

☆030:牛(マトイテイさん)後ろから牛が来てます失った思い出だとか背負っております

☆030:牛(桶田 沙美さん)牛柄のマグカップをまだ持っている君が知らない顔して来ても

☆032:世界(アンタレスさん)全世界数多人あり数しれぬなれど分ければ人と吾のみ

☆032:世界(振戸りくさん)できるだけ明るい世界を歩こうよ 日傘もあるしレフ板もある

☆032:世界(帯一鐘信さん)中心と果て以外でも世界ではステキなことがあるはずなんだ

☆033:冠(迦里迦さん)過去世(かこぜ)には吾(あ)におのこあり 陰ながら初冠(うひかうぶり)の緒切る音聞く

☆033:冠(キャサリンさん)我が家には3つ王冠と瓢箪とラッパのマークの正露丸あり

☆034:序(千坂麻緒さん)新訳の『方法序説』は読みやすく午後二時のカフェ猫をみている

☆035:ロンドン(EXYさん)名古屋から 遠く離れた ロンドンで 大須ういろう 販売してた

☆036:意図(KARI-RINGさん)意図のない男と分かっているけれど食事の後の満天の星

☆036:意図(香-キョウ-さん)自分では意図しなかった想いまで読み取るキミを愛しく想う

☆037:藤(tafotsさん)背伸びして揺らしてまわる藤の鞘誰かが藤は豆だとつぶやく

☆037:藤(原田 町さん)山藤や棚田を見つつわが乗れるバス青垣の大和を目指す

☆037:藤(みち。さん)葛藤の余韻にひたる ああわたしやめる気なんてきっとなかった

☆038:→(ひぐらしひなつさん)くぐもりをゆっくり混ぜて飲み終えたカップはここに置いてください→

☆040:すみれ(森山あかりさん)草むらにすみれひっそり咲く自己を主張せずただあるがまま咲く

☆040:すみれ(暮夜 宴さん)すみれってささやくときのくちびるがキスをせがんでいるみたいでさ

☆040:すみれ(一夜さん)幼き娘(こ)「顔が怖い」とつぶやいた 三色すみれ風に微笑む

☆040:すみれ(ぱんさん)すみれってどんな色した花だっけ しらないくせにわたしはおんな

☆041:越(新田瑛さん)絶え間なく追い越されてはいるのだが振り返っても誰もいない

☆042:クリック(星桔梗さん)細心の注意を払ってクリックをした筈なのに君に溺れた

☆043:係(のびのびさん)無口すぎる夫と過ごす日曜日たぶん私はエサ係です

☆044:わさび(ぽたぽんさん)実家へと買い求めたるわさび漬わたしの嫌いな父の好物

☆044:わさび(村本希理子さん)チューブ入りわさびに詰まつてゐるものの気持ちになつて考えてみる

☆044:わさび(小林ちいさん)つんとしたところもいずれ癖になる わさびガールと呼んで頂戴

☆045:幕(おっさん)いい国を作ろうという公約は守られたのか鎌倉幕府

☆047:警(はせがわゆづさん)遠巻きに警戒心をあびている 月を映した野良猫がなく

☆047:警(みぎわさん)日常の姿のままに死ぬのだらう警報も無くミサイル飛来

☆048:逢(mintoさん)あふと打ち合ふ会ふ逢ふと決めし時華やぎたるか一瞬なれど

☆049:ソムリエ(間遠 浪さん)シンクレティズムシンクレティズムと繰り返すソムリエが乳母を選び来るまで / model:ソニン

☆049:ソムリエ(O.F.さん)カタツムリ梅雨が明けたら転生すソトマイヨールまたはソムリエ
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by yuaruhi | 2009-12-19 20:09 | いちばん星

久野はすみさんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

久野はすみさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆002:一日
そのときの一日前とはつゆ知らず朝をはじめる蓮でありたし

033:冠
太郎冠者的にいこうか薄紅の椿いちりんぼんやり灯し

040:すみれ
スミレ目スミレ科スミレ属すみれ永遠にだましつづけておくれ

052:縄
夜来香あしおともなく忍び寄り一筋縄ではいかないおまえ

065:選挙
選挙戦のゆくえを熱く語れども夾竹桃にふれてはならぬ

072:瀬戸
瀬戸内に蜜柑の花の香りあれわれもわが子も消えてそののち

099:戻
後戻りできないくらい咲いている秋明菊に負けそうである
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by yuaruhi | 2009-12-19 19:53 | お気に入り

青山みのりさんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

青山みのりさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


016:Uターン
「Uターンできぬオーラ」を放ちつつ市役所前をそめるゆうぐれ

031:てっぺん
とんがりコーンかぶせた指のてっぺんをくすぐったそうにみつめるふたり

032:世界
椋鳥の椋鳥による椋鳥のための世界を風がよこぎる

051:言い訳
言い訳がうまくなったとおもいつつ子がオムレツを崩すをながむ

☆076:住
永遠に住まないだろう国の名を画面のなかの鳥がさえずる

090:長
あたたかな陽にさらされたさつまいもみたいな顔のうちの校長

098:電気
プライドやその他捨てたきものあまた抱えてあたる電気ストーブ
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by yuaruhi | 2009-12-19 19:20 | お気に入り

里坂季夜さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

里坂季夜さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


001:笑
悩みなどないのでしょうと笑われて明日もこんなかんじでいこう

018:格差
ふしあわせ好きの彼女のしあわせは女性セブンの格差特集

040:すみれ
砂に蒔くすみれの種はたちまちに見えなくなって残暑夕暮れ

044:わさび
きゅうり・シソ・あずきときたら次はもうわさびペプシでいいんじゃないの

059:済
よそみとか寄り道ばかりしてるうちぼくらの番は済んでしまった

061:ピンク
明け方の野良猫二匹命名はピンクとフロイド 口笛で呼ぶ

☆088:編
ひとつづつ編み図のマスを埋めてゆく色鉛筆の芯のたしかさ
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by yuaruhi | 2009-12-17 21:17 | お気に入り

ほきいぬさんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

ほきいぬさんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


☆004:ひだまり
もう少し汚れて欲しい ひだまりが似合ってしまう君の微笑み

006:水玉
ねぇちょっとなんでそんなに水玉のパンツが似合いそうな君なの

019:ノート
おしゃべりに夢中な君の机から滑るノートがスローモーション

030:牛
黒白を付けたがらない僕を見て超然顔でげっぷする牛

039:広
片付けてしまえば広くなる部屋で「ピタゴラスイッチ」を眺めていたり

069:隅
隅っこで泣いてる君の手を引いて斜め向かいの隅へと移る

097:断
それなりの長さになった僕たちのどこを切っても甘い断面
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by yuaruhi | 2009-12-17 20:52 | お気に入り

鯨井五香さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

鯨井五香さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


007:ランチ
はつなつのランチタイムのタイ料理空芯菜を清く噛む友

☆016:Uターン
校門の前で少女とスカートのひだがふんわりUターンする

032:世界
病室の祖母がゆっくり読み終えた「八十日間世界一周」

047:警
「定型をやぶりましたね?」ひらひらと青い切符が警備隊より

070:CD
梵鐘の収録されたCDを菩薩はぱりんぱりんと割りぬ

078:アンコール
ありがとうまぶたをとじてアンコール、アンコール星空に残響

094:彼方
羊羹をまるまる一本食べきってそれでも彼方にあるニルヴァーナ
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by yuaruhi | 2009-12-17 20:24 | お気に入り

笹本奈緒さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

笹本奈緒さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


021:くちばし
牛乳を注ぐくちばし 「パックからじかに飲むのはやめてちょうだい」

035:ロンドン
あこがれのロック・スターよ ロンドンで録音すると何がちがうの

040:すみれ
理科室にすみれの匂い 時間旅行するつもりなら失敗ですよ

062:坂
フランスパン抱えのぼればオレンジが転がってくるありきたり坂

064:宮
宮城県仙台市にはカップルが行くと別れるジンクスばかり

☆084:河
仙台が大好きすぎて焼き芋を包むのだって河北新報

097:断
注文のチャイムが職場のと似てて断続的に我に返った
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by yuaruhi | 2009-12-16 19:52 | お気に入り

帯一鐘信さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

帯一鐘信さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


030:牛
牛乳を目を赤くして飲んでいたユキがたわわなバニーガールに

☆032:世界
中心と果て以外でも世界ではステキなことがあるはずなんだ

047:警
物干しで風に吹かれる春先のウルトラ警備隊の制服

070:CD
CDは同じ速さで回ってるキスした晩も別れた朝も

074:肩
ブラジャーの肩ヒモをみるおっさんが鼻毛をくっと引っぱっている

086:符
高速が無料化されてオジサンは恋の片道切符を歌う

090:長
伝説の巨大なへびが長いとは限らないってつぶやく彼女
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by yuaruhi | 2009-12-16 19:22 | お気に入り

志井一さんの歌

題詠blog2009を走り終えた方々の歌からお気に入りを選んでいます。

志井一さんの百首歌の中からお気に入りを七首選んでみました。
☆マークを付けた歌がいちばんのお気に入りです。


008:飾
賞状は飾るものだし頑張ったときにはちゃんと自慢をしよう

☆056:アドレス
絶対に入力されることのない公式ホームページアドレス

067:フルート
サックスの人が時々フルートも吹くのを知ったときの衝撃

069:隅
重箱の隅を突っつかないでくれ 漆がハゲてしまうじゃないか

090:長
そこにいる社長の前を通らなきゃ帰れないのが中小企業

092:夕焼け
夕焼けを僕も見てるよ そうだよね そっちはとっくに暮れているよね

094:彼方
生きててもたぶん一生会わないね はるか彼方に住んでる人へ
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by yuaruhi | 2009-12-16 18:51 | お気に入り