有櫛由之さんの歌
2013年 10月 18日
題詠blog2013を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。
有櫛由之さんの百首からお気に入り七首を選んでみました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。
011:習
白鷺のしき降る夕べ草笛を習わなかった吹きかたでふく
☆016:仕事
静謐の仕事のあとの鴉売り ゆめのほうでは林檎うりをり
022:梨
忘られし梨の実に雀蜂ありておきをつけよといひてうなりぬ
024:妙
ひとりだけ奇妙に濡れた影をひき「それは遠く」と思ったのです
068:兄弟
南海に暴風警報 直立のペンギン兄弟ともに撫肩
093:ドア
開いてはいけない方のドアでした さきがけとして降る雪の見ゆ
097:証
ひきかへに失くした声の証にはとても小さき桃色の貝
有櫛由之さんの百首からお気に入り七首を選んでみました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。
011:習
白鷺のしき降る夕べ草笛を習わなかった吹きかたでふく
☆016:仕事
静謐の仕事のあとの鴉売り ゆめのほうでは林檎うりをり
022:梨
忘られし梨の実に雀蜂ありておきをつけよといひてうなりぬ
024:妙
ひとりだけ奇妙に濡れた影をひき「それは遠く」と思ったのです
068:兄弟
南海に暴風警報 直立のペンギン兄弟ともに撫肩
093:ドア
開いてはいけない方のドアでした さきがけとして降る雪の見ゆ
097:証
ひきかへに失くした声の証にはとても小さき桃色の貝
by yuaruhi
| 2013-10-18 21:05
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