有櫛由之さんの歌
2015年 10月 25日
題詠blog2014を完走したみなさまの歌からお気に入りを選んでいます。
有櫛由之さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。
003:育
身のうちに琉金ひとつ育める乙女かつての春を超ゆらむ
☆006:員
さみどりに澪ひく波を寂しみぬ 古甲板員みたび娶りき
028:塗
白罌粟の白塗りかさねさきの世の恋人おもふまま午睡醒め
045:桑
あたますきとほり死にたる桑の子を小さき手もて葬る春の夜
065:砲
夕暮に艦砲射撃空耳す浜風に足跡薄きこと
066:浸
だらしない女はしかも善人で蜜に浸したパンさへくれた
098:吉
団栗が額にあたるは吉兆と思ひましたが違ひましたか
有櫛由之さんの百首からお気に入り七首を選びました。
☆印を付けた歌がいちばんのお気に入りです。
003:育
身のうちに琉金ひとつ育める乙女かつての春を超ゆらむ
☆006:員
さみどりに澪ひく波を寂しみぬ 古甲板員みたび娶りき
028:塗
白罌粟の白塗りかさねさきの世の恋人おもふまま午睡醒め
045:桑
あたますきとほり死にたる桑の子を小さき手もて葬る春の夜
065:砲
夕暮に艦砲射撃空耳す浜風に足跡薄きこと
066:浸
だらしない女はしかも善人で蜜に浸したパンさへくれた
098:吉
団栗が額にあたるは吉兆と思ひましたが違ひましたか
by yuaruhi
| 2015-10-25 20:09
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